韓国時代劇「赤い袖先」や「イ・サン」などで登場するイ・サンは幼いころは「セソン(세손)」、現代では「イ・サン(이산)」と呼ばれていますね。
呼ばれ方が変化するのはなぜか不思議に思っている方も多いようです。
即位後は朝鮮王朝第22代王の正祖(チョンジョ)となり、また名前が変わり混乱しますね。
そこで、このページではイ・サンの名前、呼ばれ方について意味や呼ばれ方が変化する理由をお伝えします。
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世孫(セソン)は「世継ぎの孫」
セソンは漢字で「世孫」、「世継ぎの孫」という意味で「王の孫で王位継承者」という意味になります。
イ・サンは幼いころ父親を亡くしています。
韓国歴史上で有名な「米びつ事件」です。
この米びつ事件でなくなったのがサド・セジャです。
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まずは父親であるサド・セジャについて説明します。
サドは個人名です。
後半のセジャは漢字では「世子」と書きます。
世子は王位継承者につけられるもので日本語的に意訳をすると皇太子みたいな意味になります。
「世継ぎの子」とかいて世子(セジャ)となります。
セジャはハングルで書くと세자です。
これに対してセソンは漢字で「世孫」、「世継ぎの孫」となります。
イ・サンは父親を亡くしているので世孫の状態から次期王様として即位します。
これがイ・サンがセソンと呼ばれていた理由です。
イ・サンは人としての本名
「イ・サン」について解説します。
この「イ・サン」という呼び方は家族やごく親しい人しかしていない呼び方で本名です。
ドラマ内では幼いころのソンヨンに「サンと呼んでほしい」と頼んだシーンがありました。
これは「イ・サン」が人としての本名だからです。
王族であるイ・サンの本名を呼ぶことはとても恐れ多い事だったのでソンヨンはためらっていたのです。
現代では歴史上まれにみる名君であったイ・サンを親しみと尊敬の念を込めて本名で呼んでいるという事です。
ちなみにですが、イ・サンのサンは漢字では「祘」と書きます。
かなり珍しい漢字でパソコンでの変換が大変なんですが、李氏朝鮮王朝時代でも珍しい漢字でした。
なぜ王の名に珍しい漢字を使うかというと、王の名を語ったり書いたりすることは謀反の疑いがあるからです。
ソンヨンが「サン」と呼ぶのをためらったのはこういう事情もあります。
王の字が書かれたものは「怪文書」のような謀反の計画書などとされて、書いたり持っていた者は処罰を受けたのです。
このため、王の名は他で使うことのない漢字にして、知らずに書いてしまうことのないようにしていたのです。
死後のおくり名は朝鮮王朝第22代の正祖(チョンジョ)
イ・サンは即位すると朝鮮王朝代22代の王となります。
歴史上では死後のおくり名は正祖(チョンジョ)です。
前述したようにチョンジョではなく本名のイ・サンと呼ばれることのほうが多いのでチョンジョの呼び方はなじみが薄いかもしれません。
チョンジョは歴史上まれに見る名君として尊敬され、ハングルを開発した世宗(セジョン)と並び称される王様でした。
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イサン(正祖:チョンジョ)を描いた最新ドラマとして赤い袖先が日本でも見れるようになりました。
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イ・サンが幼いころセソンと呼ばれていた理由まとめ
イ・サンが幼いころセソンと呼ばれていた理由は父が亡くなり、王の孫で王位継承者の立場になったから。
「世継ぎの孫」と書いて世孫(セソン)となります。
また、人としての本名が「サン」であり名君として知られているので親しみを込めて本名で呼ばれているので「イ・サン」という呼び方が一般的になっています。
王としての呼び方は朝鮮王朝第22代の正祖(チョンジョ)です。
以上、イ・サンが幼いころセソンと呼ばれていた理由についてお知らせしました。
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