このサイトは韓国語の初心者がまず始めるべき基礎の勉強法を無料で公開しています。
韓国語はもっとも身近な外国語と言われていて、日本語と共通する部分が多くあります。
語順が一緒だったり、漢字語があったり、尊敬語の存在も共通しています。
ですが、韓国語で使われている文字のハングルは難しい記号のように見える人もいると思います。
カタカナに訳された言葉は知っていても、そのもととなった韓国語は知らない、読めないという人が多いのではないでしょうか。
このサイトで勉強すればカタカナではなく、ハングルをそのまま理解できます。
また、発音に関してもわれわれ日本人が無意識にしていることを意識的にするだけでかなりの上達が見込めます。
このサイトで勉強すれば発音が分かり、韓国語を話すこともできます。
はじめはハングルの基礎的な構造から説明していきます。
発音で注意する部分などの解説もしていますので初心者でも無理なく進んでいけます。
何から始めればいいのか分からない、と思っている方は参考にして下さい。
マイペースな勉強の手助けができれば幸いです。
韓国語を勉強する順番。最初にすることはハングルの読み書き
韓国語を勉強する順番としてはまずハングルを覚えましょう。
独特の文字であるハングルは韓国語(朝鮮語)以外で目にすることはありません。
まったく新しい世界へと進んでいくことになります。
この文字の習得が語学における最大の壁と言われています。
これがクリアできた方は大きく自信をもっていいです。
ハングルの母音をまずは習得しましょう。
まず初めにハングルの母音の習得
ハングルの基礎的構造は母音と子音の組み合わせです。
母音と子音を縦に並べたり、横に並べたりします。
横に並べるのか、縦に並べるのかは母音の形によります。
母音が縦長文字の場合は横に並べます。
母音が横長の場合は縦に並べます。
さらに詳しい解説は母音に特化したページがあるので参考記事をどうぞ。
【参考記事:【韓国語】ハングル母音の覚え方。発音ごとに分類しよう】
母音が分かったら子音と進んでいきましょう。
母音の次は子音を習得する
ハングルの子音字は口やのどなどの発音器官の形を基に作られました。
「韓国語は発音が似ている音は文字も似ている」と言われる由来は文字を発音器官をもとに作っているからです。
この知識は発音方法を理解するのに重要です。
例として「舌の発音」の文字を紹介します。
韓国語における舌の発音はㄷとㄹです。
それぞれにアの音の母音を付けると다・라になり、「다(タ)」、「라(ラ)」と発音します。
タとラって発音方法が似ていませんか?
舌の先を前歯につけて発音します。
これが韓国語では舌の音とされます。
このように発声器官によって分類することが分かりやすい子音の勉強法になります。
他の文字に関しては子音に特化した参考記事を読んで下さい。
【参考記事:韓国語の子音の種類、読み方、発音が理解できるページ】
ハングルは24文字
ハングルの基本文字は母音字が10文字、子音字は14文字の計24文字です。
使っている文字が少ないことも韓国語の優れた点といえます。
文字が少なければそれだけ覚えやすいということです。
ハングルの習得ができればかなり大きなヤマを越えたと言っていいでしょう。
ハングルを習得したら次はパッチムの理解
文字が分かった方はパッチムについて考えてみましょう。
日本語はすべての発音に母音が伴います。
ローマ字表記するとわかりやすいですが母音と子音は必ず一つづつでワンセットですね。
韓国語は必ずしも母音と子音はワンセットではありません。
子音・母音・子音の3文字で一つの音となることもあります。
これがパッチムです。
パッチムを「終声子音」と漢字で表すのはこのためです。
母音の無い子音だけの音という日本語にはない概念を理解する必要があります。
詳しくは参考記事をどうぞ。
【参考記事:韓国語のパッチムとは。発音と意味、読み方を一覧表でわかりやすく解説】
- ハングルの母音、子音の習得
- パッチムの理解
この順番を守ることがおすすめする勉強方法です。
ハングルの母音と子音、パッチムが理解出来たら韓国語の基礎は習得しています。
あとはそれぞれテーマごとに、興味のある分野から勉強を進めてください。
韓国語の勉強法をまとめたカテゴリーのページへ移動してください。
【参考ページ:韓国語の基本カテゴリーのページ】
韓国語とハングルの基礎的な知識
韓国語(朝鮮語)は1443年に李氏朝鮮王朝第4代の王、世宋(セジョン)の命により創られました。
当時は「訓民正音」と呼ばれ、ハングル(大いなる文字)という名称は19世紀になってから使われました。
このハングルができるまでは朝鮮には固有の文字がなかったため話し言葉は朝鮮語、文字は漢字という二重の言語が使われていました。
ハングルは文字体系が独創的、科学的であること。
また、既存の他の言語からまったく影響を受けず一国家の公用語として使用されるにいたったことは世界的にも類例がないことで、非常に高く評価されています。
ハングルは象形文字であり、音素文字(表音文字)です。
発音記号の役割を果たしてもいます。
ローマ字のアルファベットのように母音と子音を組み合わせて使います。
「ハングル語」や「ハングル文字」は間違い
「韓国語」とは言語自体を表し、韓国語で使われている文字を「ハングル」と呼びます。
「ハングル」を直訳すると「大いなる文字」という意味になるので、これを「ハングル文字」とすると文字という言葉が重なってしまうので本来は適切ではありません。
また、韓国語を「ハングル語」と呼ぶことは日本語を「ひらがな語」と呼んだり、英語を「アルファベット語」と呼ぶことと同じになってしまうのでこれも適切ではありません。
しかし、日本では「ハングル語」や「ハングル文字」という呼び方が定着しています。
これは「韓国語」を韓国語で発音すると한국어(ハングゴ)と発音されるためそれが日本人にはハングル語と聞こえるためではないかと考えられています。
「ハングル文字」の呼び方もハングルの直訳の意味を知っている方が少ないためだと思っています。
「ハングル語」や「ハングル文字」という言葉は間違っています。
韓国語の勉強を始める前に知っておいてほしいことの一つです。
文章の最後はピリオド
韓国語では文章の最後にピリオドを打ちます。
また句読点はありません。
文章の区切りは少しスペースをあけて書きます。
これを「分かち書き」といいます。
韓国語と日本語の共通点
韓国語と日本語の共通点を整理しておきましょう。
文法が同じ
韓国語と日本語の共通点で大きなものは文法が同じと言うものです。
日本語 | 私は | 日本人 | です |
---|---|---|---|
韓国語 |
저는 (チョヌン) |
일본 사람 (イルボンサラム) |
입니다 (イムニダ) |
- 語順が同じ
- 助詞(てにをは言葉)がある
- 単数形・複数形の区別がない
- 関係代名詞や前置詞がない
他の言語と違い、韓国語は日本語と文法がほぼ同じなので単語が分かれば理解できることが大きいです。
1人称・2人称が複数ある
1人称と2人称が複数あり、使い分ける必要があることも共通しています。
- | 1人称 | 2人称 |
---|---|---|
日本語 | 私・僕・オレなど | あなた・お前・君など |
韓国語 | 저(チョ)・나(ナ)など | 너(ノ)・그대(クデ)・당신(タンシン)・여보(ヨボ)など |
【参考記事:韓国語の「あなた」は相手によって使い分ける「君」や「お前」など】
これらは相手との上下関係や口調の丁寧さによって使い分けることも共通しています。
また、尊敬語や丁寧語などの存在も共通しています。
韓国語の基礎的な知識の説明はここまでです。
韓国語の勉強初心者が知っておくべき基礎まとめ
このページでは韓国語の勉強初心者が知っておくべき基礎をまとめました。
勉強をする順番としては
- ハングル母音の習得
- ハングル子音の習得
- パッチムの理解
この3つをまず初めに勉強し、その後は興味のある事から勉強することがおすすめです。
また、韓国語の基礎的な知識として韓国語(朝鮮語)は1443年に李氏朝鮮王朝第4代の王、世宋(セジョン)の命により創られたこと。
「ハングル語」や「ハングル文字」は間違った呼び方であること。
日本語との共通点として、文法・語順が同じ、一人称や二人称が複数あることを紹介しました。
以上、韓国語の勉強初心者が知っておくべき基礎でした。
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