このページでは韓国時代劇の花郎の登場キャラ、ソヌについて正体や当初はムミョンと呼ばれていた理由などをお伝えします。
合わせて素性を隠していた理由についても解説します。
花郎でソヌは最初、ムミョンと呼ばれていた
ソヌは赤ちゃんの頃から、賎民の村のウルクの元で育てられました。
ドラマの初めの方はソヌではなく、「ムミョン」と呼ばれていました。
字幕では、「無名」と出ていましたが、実は理由がありました。
顔も覚えていない母親が、死ぬ直前に、名前をつけないでほしいと言ったため、名前がない「無名」で、ムミョンと呼ばれていました。
ただ、名前がないからムミョンと呼ばれていたのではなく、母親がムミョン(ソヌ)を守るために、とムミョンになったのです。
名前や素性を隠さなきゃいけない事情があったんですね。
ムミョンから、花郎になる前にソヌに名前を変えた
親友のマンムンと都へ行った際に、マンムンは、人々に姿を隠していた次期王であるサムメクチョン(パクヒョンシク)を目撃してしまったため、誰にも口外されないようにという理由だけで殺されてしまいます。
目の前で親友を殺されたソヌは、悲しみ、怒り、無気力になりますが、ソヌも致命的な傷を負ったうえ、持病のせいで意識をうしないます。
そのあと、マンムンの父親であるアンジに助けられ、アンジの提案で、マンムンの本名である「ソヌ」を名乗って、親友を殺した相手の正体を掴もうと生きるようになります。
ソヌの正体は聖骨(ソンゴル)だった
ソヌは聖骨(ソンゴル)でした。
聖骨(ソンゴル)とは当時の身分制度で最高位、両親ともに位の高い王族だけに与えられる照合でした。
王都で花郎となったソヌを見た、育ての親ウルクは「あいつはこのように世に出てはいけない奴だ」とアンジに告げます。
正体がバレれば、命を狙われ世を混乱させる可能性があったからです。
しかし、王都には既にソヌが王だという噂が広まります。
ほどなくしてチソ太后のもとにチソの兄が現れ、ソヌは自分の息子だと知らされます。
ソヌの父親はチソ太后の兄であるフィギョンで、母親は源花のチュンジョンです。
ソヌの父はチソ太后の兄であるフィギョン
ソヌの父親がフィギョンであることが分かるまでにはいくつかのエピソードと伏線があります。
ある日ソヌの養父であるウルクのもとをフィギョンという男性が訪れます。
ウルクから約束が守れず申し訳ないと謝らえたフィギョンは「あの子が何事もなく静かに過ごせる事を望んでいる」と話していました。
この時点ではフィギョンの正体は明かされていません。
アンジのもとにもきたフィギョンは自分の脚を直してもらいたいと相談し、こんな脚でなかったら王位継承できたと話します。
ここでフィギョンは王家の人間だと言うことが判明しました。
また、突然目の前に現れたフィギョンを「兄上」と呼ぶチソ太后の場面があります。
実は、フィギョンはチソ太后の兄だったのです。
最初、フィギョンは父親だと言う事を名乗らずにソヌに会いに行きます。
フィギョンから、しつこく王様にならないかと誘われるソヌが「何者なんだ?」と尋ねると「お前の父親だ。」と答え、ソヌも聖骨だということが明らかになりました。
フィギョンは小さい頃から脚が不自由だったので前王から半ば強制的に宮殿から追い出されてしまったのです。
そんな自身の経験からか自分の息子であるソヌを王にしたいという思いも強かったのではないかと思います。
息子が生まれた際も、その息子は賎民の村に送られたわけですから、父親のフィギョンとして、花郎として都に出てきた絶好の機会を逃すわけにはいきませんし、ソヌの逞しい姿を見て、王の素質があると胸を躍らせたことでしょう。
これがソヌに対して「王になれ」としつこく話していた理由です。
ソヌの母親は源花のチュンジョン
ソヌの母親は源花のチュンジョンです。
源花(ウォナ)とは、以前に存在していた花郎を率いていた女性の役職で、ナムモ王女とチュンジョン王女が就いていましたが、互いに嫉妬し合い、チュンジョン王女がナムモ王女を殺害し、粛清され源花制度も廃止されたとされていましたが、実際は、ソヌ(ムミョン)の母親であるチュンジョンは、妊娠中にチソ太后に刺され、お腹の子供の危機を感じたチュンジョンは、マンムンとアロの父親で医者であるアンジに助けを求め亡くなっていたのです。
ソヌを賎民の村に送った理由は、王位とは関係なく平和に生きて欲しいという思いからだったそうです。
王になり損ねたとはいえチソ太后の兄であるフィギョンと源花のチュンジョンの間に生まれたソヌは王になれる血筋ということになりますね。
以上、花郎のソヌの正体と素性を隠した理由を解説しました。
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