花郎の源花(ウォナ)とは。アロが任命された理由

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源花(ウォナ)とは、花郎の最高指揮者だった

そもそも、花郎とは新羅の国にいた青年集団です。

高麗時代に書かれた古代朝鮮の歴史書「三国志記」には花郎ができたいきさつが載っています。

西暦576年に新羅の真興王が源花制度を始めました。

人材登用に困っていた真興王が、ナムとチュンジョンという2人の女性を源花として任命し、2人に300人もの若者を統率させたのです。

しかし、彼女たちはお互いに美しさを競い合い、嫉妬します。

ある時、ナムはチュンジョンの家で酒を飲まされ、チュンジョンに川に捨てられ溺死しました。

チュンジョンはナムを殺したことがバレて処刑されました。この事件があり真興王は源花制度を廃止し、貴族の男子から選ぶ花郎に制度を変えました。

ドラマでは、チュンジョンは罪を着せられていて、実はチソから殺された設定になっていましたから、史実とは異なるようですね。

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源花(ウォナ)であったチュンジョンはソヌの母

20年前、チュンジョンは源花としてチソ太后に仕えていました。

チュンジョンは王家の血を継ぐソンゴルでした。

チソ太后のお兄さんのフィギョンと恋仲になりムミョンを身ごもりますが、源花としての力と王家を継ぐ子供を宿した事でチソ太后から命を狙われてしまいます。

「そなたは災いを招く」とチソ太后から刀を向けられ「私たちは無二の友では…」と言い、チュンジョンはお腹の子は名も付けず息を潜めて過ごさせ、己がだれか分からぬように育てるから助けてほしいとお願いします。

自分の子供を王様にしたいチソは「その子は世にでてはならない」と言ってチュンジョンの胸を刺し、息も絶え絶えチュンジョンはアンジ医師のところまで行き、お腹の子を助けて欲しいとお願いし息を引き取りました。

そのお腹の子がムミョンでした。

チュンジョンはムミョンの母親だったのですね。

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アロのウォナ任命は、チソの嫉妬が関係していた

花郎では、チソ太后が、娘である叔明王女とアロを花郎の統率者として源花に任命します。

アロの父親はチソ太后の元婚約者であり、アロの母親はアンジの家の使用人で聴覚に障害を持っていました。

チソ太后は自分を捨てて、 アンジがそんな女と結婚した事が許せない。

その母親に似ているアロが忌々しい。

アロはジディの正体を知っている。

ジディが心を寄せている。

等の理由からチソ太后の嫉妬とチヌン王を守ろうとする、行きすぎた行動が原因だったのです。

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