単語同士をつなげる助詞の使い方

このページでは韓国語の助詞について勉強します。助詞とは日本語の「てにをは言葉」の役割をするもので、単語と単語をつなげる言葉です。韓国語で「~が、~に、~の、~で、~と」などの表現がしたい場合に使います。
パッチムのあり・無しによって形が違う場合、日本語にそのまま訳すと間違える熟語の表現などもあわせて勉強します。最後のまとめにはわかりやすい一覧表も用意してあるので復習に役立ててください。

韓国語の「~が」

韓国語で「~が」と表現したい場合は가(ガ)または이(イ)を使います。前の名詞が母音で終わる場合(パッチム無し)は가(ガ)、子音で終わる場合(パッチムあり)は이(イ)を使います。

  前の名詞が母音で終わる 前の名詞が子音で終わる
~が 가(ガ) 이(イ)

例文(助詞は赤く表示されています)

  • 학교 있습니다.(ハッキョガイッスムニダ)
  • 学校があります。

  • 호텔 있습니다.(ホテリイッスムニダ)
  • ホテルがあります。

名詞が母音で終わる場合はそのまま가(ガ)と読めばいいですが、子音で終わって이(イ)を付ける場合はパッチムとの連音化に注意してください。
上の例文では
호텔(ホテル)+이(イ)→호텔이(ホテリ)
と発音します。

가(ガ)/이(イ)の例外。「~になる」の熟語

가(ガ)/이(イ)の例外として「~になる」という表現をする場合は~가/이 되다の熟語を活用して使います。そのまま直訳して「~がなる」と訳さないように注意しましょう。
例文(助詞は赤く表示されています)

  • 가수 됩니다.(カスガトウェムニダ)
  • 歌手になります。

  • 됩니다.(ペニトウェムニダ)
  • ファンになります。

韓国語で「~に」

韓国語で「~に」と表現したい場合は에(エ)を使います。パッチムのあり・無しにかかわらず同じなので覚えやすいと思います。
この에(エ)は主に場所を表す場合に使います。人につける場合は別の言葉を使います。(別の項で解説します)
例文(助詞は赤く表示されています)

  • 저기 있어요.(チョギエイッスムニダ)
  • あそこにあります。

  • 일본 있어요.(イルボネイッスムニダ)
  • 日本にいます。

前の名詞がパッチムあり・無しであっても에(エ)を付けますが、連音化には注意しましょう。

韓国語で「~の」

韓国語で「~の」と表現したい場合は의を使います。パッチムのあり・無しにかかわらず同じ文字を使いますが、表記では의でも発音は에(エ)と発音します。
例文(助詞は赤く表示されています)

  • 어머니 사진(オモニエサジン)
  • 母の写真

  • 여동생 사진(ヨドンセンエサジン)
  • 妹の写真

韓国語では位置に関係する言葉(앞「アプ」前の意味、옆「ヨプ」横の意味、など)の前には의を付けずに直接位置を示す言葉が付くので注意しましょう。例・학교 앞(ハッキョアペ)直訳すると「学校前」となるがこれを「学校の前」と訳す。

韓国語で「~で」

韓国語で「~で」と表現したい場合は文脈によって使う言葉が変わります。主に場所を表す場合と手段や方法を表す場合の2種類に分かれます。間違いやすい部分なのでしっかり身につけましょう。

  場所 手段・方法
~で 에서 로/으로

場所を表す「~で」

場所を表す「~で」は에서(エソ)を使います。パッチムのあり・無しにかかわらず同じ形になります。
例文(助詞は赤く表示されています)

  • 호텔에서 쉽니다.(ホテレソスウィムニダ)
  • ホテルで休みます。

  • 학교에서 공부합니다.(ハッキョエソコンブハムニダ)
  • 学校で勉強します。
    さらに에서(エソ)には「~から」という意味もあります。文脈から判断をしましょう。

手段や方法を表す「~で」

手段や方法を表す場合の「~で」では로または으로を使います。この로/으로は母音で終わる場合は로、子音で終わる場合は으로を使いますが、例外としてパッチムがㄹの場合は子音終わりであっても로を使います。これは他の助詞にはない事なので注意しましょう。

  母音で終わる ㄹパッチムで終わる ㄹ以外のパッチムで終わる
~で 으로

例文(助詞は赤く表示されています)

  • 택시 가요.(テクシロガヨ)
  • タクシーで行きます。

  • 전철 가요.(チョンチョルロガヨ)
  • 電車で行きます。

  • 무엇으로 가요?(ムオスロガヨ)
  • 何で行きますか?

この로/으로は「~で」の他に「~へ」のように訳す言葉としても使われます。
よく使われる文章として「이쪽으로 오세요.(イッチョグロオセヨ)」があります。これは「こちらへ来てください。」という意味で、お店などでよく聞くフレーズです。

韓国語の「~と」

韓国語で「~と」と表現したい場合は하고(ハゴ)または와(ワ)/과(クヮ)を使います。これの違いは하고(ハゴ)は話し言葉で使われます。パッチム有り無しいずれも하고(ハゴ)です。와(ワ)/과(クヮ)は書き言葉で使われるもので母音で終わる名詞には와(ワ)を付け、子音で終わる名詞には과(クヮ)を付けます。

  母音で終わる 子音で終わる
~と(話、書き両方) 와(ワ) 과(クヮ)
~と(話し言葉) 하고(ハゴ) 하고(ハゴ)

例文(助詞は赤く表示されています)

  • 갈비 맥주(カルビワメクチュ)
  • カルビとビール

  • 냉면 맥주(ネンミョンクヮメクチュ)
  • 冷麺とビール

  • 갈비하고 맥주(カルビハゴメクチュ)
  • カルビとビール(話し言葉)

韓国語の「~は」

韓国語で「~が」と表現したい場合は는(ヌン)または은(ウン)を使います。前の名詞が母音で終わる場合(パッチム無し)は는(ヌン)、子音で終わる場合(パッチムあり)は은(ウン)を使います。

  前の名詞が母音で終わる 前の名詞が子音で終わる
~が 는(ヌン) 은(ウン)

例文(助詞は赤く表示されています)

  • 일본 사람입니다.(チョヌンイルボンサラミムニダ)
  • 私は日本人です。

  • 고향 도쿄입니다.(コヒャンヌントウキョウイムニダ)
  • 故郷は東京です。

韓国語の「~も」

韓国語で「~も」と表現したい場合は도(ト)を使います。パッチム無し・ありにかかわらず同じ形ですが、前の名詞のパッチムによっては発音規則により「ド」と発音する場合と「ト」と発音する場合があります。
パッチムがㅂ・ㅈ・ㄷ・ㄱ・ㅅの場合は濃音化の発音規則により、「ト」と発音します。
例文(助詞は赤く表示されています)

  • 맥주 있어요.(メクチュドイッソヨ)
  • ビールもあります。

  • 우체국 있어요.(ウチェグクトイッソヨ)
  • 郵便局もあります。

韓国語の「~を」

韓国語で「~を」と表現したい場合は를(ルル)または을(ウル)を使います。前の名詞が母音で終わる場合(パッチム無し)は를(ルル)、子音で終わる場合(パッチムあり)は을(ウル)を使います。

  前の名詞が母音で終わる 前の名詞が子音で終わる
~が 를(ルル) 을(ウル)

例文(助詞は赤く表示されています)

  • 김치 먹어요.(キムチルルモゴヨ)
  • キムチを食べます。

  • 음악 듣어요.(ウマグルトゥドヨ)
  • 音楽を聴きます。

를(ルル)/을(ウル)の例外。「~に」と訳す場合もある

いくつかの動詞につける場合は例外として를(ルル)または을(ウル)をつけて「~に」と訳します。使用頻度の高いものは次の2つなので注意しましょう。
例文(助詞は赤く表示されています)

  • 乗る→택시 탑니다.(テクシルルタムニダ)
  • タクシーに乗ります。

  • 会う→친구 만납니다.(チングルルマンナムニダ)
  • 友達に会います。

를(ルル)/을(ウル)の例外。「~が好きです」と訳す場合の熟語

를(ルル)/을(ウル)のもう一つの例外として「~が好きです」と訳す場合の熟語を紹介します。
를(ルル)/을(ウル)の後ろに좋아합니다.(チョアハムニダ)または좋아해요.(チョアヘヨ)を付けると「~が好きです」という熟語になります。自己紹介などで使用頻度の高い言葉なのでマスターしましょう。
例文(助詞は赤く表示されています)

  • 축구 좋아합니다.(チュックルルチョアハムニダ)
  • サッカーが好きです。

  • 빅뱅 좋아해요.(ビッベンウルチョアヘヨ)
  • ビッグバンが好きです。

人や動物を表す単語の後につける「~に」、「~から」

韓国語では「~に」、「~から」と表現する場合、人や動物を表す単語の後につける助詞はそれぞれ話し言葉にだけ使うものと、話し言葉と書き言葉両方使えるものの2種類づつあります。

  ~に ~から
話し言葉 한테(ハンテ) 한테서(ハンテソ)
書き言葉、話し言葉両方 에게(エゲ) 에게서(エゲソ)

例文(助詞は赤く表示されています)

  • 친구에게 선물을 주었어요.(チングエゲソンムルチュオッソヨ)
  • 友達にお土産をあげました。

  • 친구에게서 선물을 받았어요.(チングエゲソソンムルパダッソヨ)
  • 友達からお土産をもらいました。

助詞を連続して使う

助詞は連続して使うことができます。

  • 에(エ):~に+는(ヌン):~は→에는(エヌン):~には
  • 에서(エソ):~で+는(ヌン):~は→에서는(エソヌン):~では

くっつける順番は日本語と同じでOKです。

分かち書きの方法

補足情報として分かち書きの方法をお伝えします。
韓国語には「分かち書き」というものがあります。これは文章を書く場合に文節ごとにスペースを空けながら書く方法です。韓国語には句読点がないため分かち書きをしないと連続して分かりづらい文章になります。
基本的には助詞の後ろにスペースを空けて書くと分かりやすくなります。
例えば

  1. 저는 일본에서 왔요.(チョヌンイルボネソワッソヨ)
  2. 저는일본에서왔요.(チョヌンイルボネソワッソヨ)

上の2つの文章は両方とも同じ文章で「私は日本から来ました」という意味です。1は分かち書きあり、2は分かち書きをせずに連続して書いたものです。
1のほうが読みやすいですよね。これが分かち書きの効果です。このページの例文もすべてこの方法で分かち書きがしてあります。

まとめの一覧表

まとめとしてこのページで紹介した助詞を一覧表にまとめます。
パッチムのあり・無しにかかわらずに形が同じもの、パッチムの有無によって形が変わるもの、話し言葉と書き言葉で形が変わるものの合計3つの表を作成しました。
パッチムのあり・無しにかかわらずに形が同じものの一覧表

日本語の意味 パッチム有り無し共通
~に 에(エ)
~の 의(発音は애「エ」)
~も 도(ト)
~で(場所) 애서(エソ)

パッチムの有無によって形が変わるものの一覧表

日本語の意味

パッチムあり
(子音終わり)

パッチム無し
(母音終わり)

~が 가(ガ) 이(イ)
~で(手段や方法) 로(ロ)

으로(ウロ)
例外としてパッチムがㄹの場合も
으로(ウロ)を付ける

~は 는(ヌン) 은(ウン)
~を 를(ルル) 을(ウル)

話し言葉と書き言葉で形が変わるものの一覧表

日本語の意味 話し言葉 話し言葉、書き言葉両方
~と 하고(ハゴ)

母音終わり:와(ワ)
子音終わり:과(クヮ)

~に 한테(ハンテ) 에게(エゲ)
~から 한테서(ハンテソ) 에게서(エゲソ)

韓国語の助詞にはこのページで解説しているもの以外にも

  • ~から・~まで(時間や順番):~부터(プト)・~까지(カジ)
  • ~から・~まで(場所):~에서(エソ)・~까지(カジ)
  • ~たら、~れば(仮定):면(ミョン)/으면(ウミョン)
  • ~でも:라도(ラド)/이라도(イラド)
  • ~だけ:만(マン)
  • ~より:보다(ポダ)
  • ~のように:처럼(チョロム)

などもあります。助詞のすべてを紹介することはできませんでしたが、ここで勉強したものだけでも表現の幅はかなり広がります。ぜひ使ってみてください。