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ハングルの母音の形と発音の関係が分かる

このページでは韓国語で使われているハングル文字の母音について詳しく解説します。

 

韓国語の発音の基礎であるハングル文字の母音の成り立ちや読み方、書き方が分かります。

 

また、つまづく人が多い陽母音・陰母音についても分かりやすく勉強できます。

 

トップページでハングルは象形文字であると書きました。象形文字とは物の形を模して作られた文字のことです。

 

ハングルの母音文字のモデルになったものは天地人、太陽や大地そして人です。

 

韓国語の基本・母音の発音

  • ㅏは日本語の「ア」とほぼ同じ発音です。口を大きく開けて「ア」。
  • ㅓは「ア」のように口を大きく開けて「オ」。
  • ㅗは唇を丸く突き出し「オ」。日本語の「オ」と似ています。
  • ㅜは唇を丸く突き出し「ウ」。日本語の「ウ」と似ています。
  • ㅡはほほを横に引き、唇を横に開いて「ウ」。
  • ㅣはほほを横に引き、唇を横に開いて「イ」。日本語の「イ」と似ています。

「ア」と「イ」は日本語と似ているので問題ないでしょう。

 

問題は「オ」と「ウ」です。

 

ㅓとㅗはいずれも日本語表記されると「オ」ですが字も発音も違います。

 

初めのうちは口の形を意識するといいでしょう。

 

ㅜとㅡはいずれも日本語表記されると「ウ」です。

 

これも口の形を意識して使い分けてください。

 

発音するときの口の形に着目すると下の3つのペアに分かれます。

 

母音の発音を3つに分類

ㅏとㅓ この2つは口を大きく開ける
ㅗとㅜ この2つは唇を丸く突き出す
ㅡとㅣ この2つはほほを横に引き、唇を横に開く。

文字の形と発音の関係に注目すると覚えやすいでしょう。

短い棒が2本に増えるとヤ行

ㅑ,ㅕ,ㅛ,ㅠこの4つは「ヤ」行の重母音と呼ばれるものです。

  • ㅑは日本語の「ヤ」とほとんど同じ。ㅏと同じく、大きく口を開けます。
  • ㅕは「ア」と同じ口の形で「ヨ」。ㅓと同じ口の形です。
  • ㅛは唇を丸く突き出し「ヨ」。ㅗと同じ口の形です。
  • ㅠは唇を丸く突き出し「ユ」。ㅜと同じ口の形です。

ヤ行の重母音は短い棒が2本になったもの、と覚えるといいです。
重母音とは2つ以上の母音が合体したものです。
このうちヤ行系はそれぞれ

  • ㅣ+ㅏ=ㅑ
  • ㅣ+ㅓ=ㅕ
  • ㅣ+ㅗ=ㅛ
  • ㅣ+ㅜ=ㅠ

となったものです。
発音方法も「イ」の口から「ア」の口へと変化させ、「ヤ」と発音します。「イア」としないようにしましょう。
以降、「ヨ」「ユ」も一緒です。

縦棒が2本になると「エ」

韓国語には「エ」と聞こえる母音も2種類あります。ㅐとㅔです。縦の長い棒が2本になると「エ」の母音です。

  • ㅐは口を大きく開けて「エ」。
  • ㅔは日本語の「エ」とほとんど同じです。少し口が小さめです。

はじめのうちは使い分けはほとんどできないと思います。あせらず上達していって下さい。

 

さらにこれにも「ヤ」行の重母音があり、それぞれㅒ、ㅖです。これも短い棒が一本増えた形ですね。

  • ㅒは口を大きく開けて「イェ」。
  • ㅖは日本語の「イェ」とほぼ同じ発音です。

こちらも使い分けには慣れが必要です。
手書きをする場合は右側の縦棒を少し長く書きます。

 

 

母音と子音をセットにする

基本的な母音が出揃ったところで実際に発音してみましょう。

 

実際に字を書く場合は母音だけではなく、必ず子音も一緒に書きます。

 

母音発音の場合、使用する子音は「ㅇ」です。

 

活字で見ると丸の上に小さい点がついているように見えますが、
手書きする場合はただの丸で大丈夫です。

  • 아と書いて「ア」
  • 야と書いて「ヤ」
  • 어と書いて「オ」
  • 여と書いて「ヨ」
  • 오と書いて「オ」
  • 요と書いて「ヨ」
  • 우と書いて「ウ」
  • 유と書いて「ユ」
  • 으と書いて「ウ」
  • 이と書いて「イ」
  • 애と書いて「エ」
  • 얘と書いて「イェ」
  • 에と書いて「エ」
  • 예と書いて「イェ」

母音と子音を左右に並べるか上下に並べるかは母音の形によって決まります。
縦の棒が長い母音の場合、左右に並べます。
아야어여이애얘에예
この場合は母音は右に書き、子音は左に書きます。
横の棒が長い母音の場合、上下に並べます。
오요우유으
この場合は母音は下に書き、子音は上に書きます。

ワ行系の重母音

ワ行系のハングル文字は7個あります。

  1. ㅘ 日本語の「ワ」とほぼ同じ発音
  2. ㅙ 日本語の「ウェ」とほぼ同じ発音
  3. ㅝ 日本語の「ウォ」とほぼ同じ発音
  4. ㅞ 日本語の「ウェ」とほぼ同じ発音
  5. ㅟ 日本語の「ウィ」とほぼ同じ発音(くちびるを丸く突き出したまま発音する)
  6. ㅚ 「ㅞ」と同じ発音
  7. ㅢ 最初に「ウ」を発音して、すぐに「イ」を発音。つまり「ウイ」(ㅟとの違いに注意)

この中で特に発音で注意が必要なのは5、6、7番目のㅟ、ㅚ、ㅢです。
それ以外は結構簡単です。
例えば1番目のㅘはㅗとㅏを合わせた重母音です。
ㅗ(オ)の口の形からㅏ(ア)の口の形へと移行します。最初にしっかりとくちびるを丸めましょう。
これで「ワ」の発音ができますね。
つまり左下の母音から右の母音へと口の形を変化させながら発音するわけです。
ワ行系の重母音の場合は子音は左上に書きます。

ハングルの母音の元は天地人

最後に母音の成り立ちとまとめです。

 

基本の母音はㅏ,ㅑ,ㅓ,ㅕ,ㅗ,ㅛ,ㅜ,ㅠ,ㅡ,ㅣの10個です。

 

基本母音のうちㅑ,ㅕ,ㅛ,ㅠの4つは重母音と呼ばれる
合成文字なのでまずはそれ以外の6つㅏ,ㅓ,ㅗ,ㅜ,ㅡ,ㅣから覚えましょう。

 

縦の長い棒は人を表し、横の長い棒は大地を表しています。

 

また、それぞれにくっついている短い棒は陽(天)を表しています。

 

もちろんいきなり成り立ち全てを覚える必要はありません。

 

ハングルには陽母音、陰母音の区別があります。

 

この陽母音、陰母音の区別を理解するのに「天地人」が役立ちます。

 

例えばㅏは人の右側(東)に太陽がある状態、
つまり朝を表しているので陽母音となります。

 

また、ㅗは大地の真上に太陽がある状態、
つまり昼を表しているのでこれも陽母音です。

 

陽母音は3つだけ。それ以外は陰母音

 

ハングルの陽母音は3つしかありません。

 

ㅏ,ㅑ,ㅗの3つです。

 

このまとめの冒頭で太陽の位置についての説明をしましたが

 

ウンチクのようなものなので無理に覚える必要はありません。

 

それよりも陽母音はㅏ,ㅑ,ㅗの3つ
これだけををしっかりと覚えてください。そのほか全ての母音が陰母音です。

 

つまり陽母音の3つがしっかりわかっていれば
それ以外は陰母音であるとすぐわかります。

 

この陰母音、陽母音の区別はとても大事です。

 

해요(ヘヨ)体の文章を書く時や、
陰陽系の活用などでつまづかない様にしっかり理解しましょう。

 

単語の活用に関しては韓国語の単語を活用する方法のページで解説しています。
次はこちらをどうぞ。

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