「太王四神記」タムドクが愛したキハの壮絶な人生
キハは家族との別れ・タムドクとの出会い・出産など壮絶な人生を送ります。
幼い頃、火天会に両親を殺されたキハは妹・スジニとも生き別れてしまいます。
キハ自身は記憶を失い拉致され、火天会に育てられます。
火天会の目的のために、潜り込む孤独なキハが出会ったのがタムドクでした。
大人になったキハは愛するタムドクのピンチを自分の命を懸けて助ける強い女性となり、一夜だけを共にしたタムドクとの子供を身ごもり、母となります。
一方で火天会を親の仇とわかった妹・スジニはキハが姉ということを知らず、火天会の神官であるキハに戦いを挑んできます。
戦いの中、キハは記憶が戻りスジニを妹だと気づくのですが、姉と名乗ることもできず苦しみます。
さらには出産したキハの元から子供がいなくなってしまい、また孤独となります。
最後には、ようやく出会えた我が子の心臓を取り出すよう大長老が命令しますが、キハは大長老に体を乗っ取られようとも母親として子供を守ろうと命がけで戦い、黒朱雀となってしまいます。
キハを支えたサリャンとホゲ。キハは孤独ではなかった。
側近としてキハを守り、仕え続けたサリャンはキハをいつしか慕っていることに気づきます。
火天会大長老の狙いがキハの子供の心臓と知ったサリャンは、キハの子供を守りたいという気持ちから子供をスジニに守ってほしいと託します。
ですが、子供がいなくなったキハは大長老に子供を殺されたと思い込み、剣を向けます。
大長老はサリャンを盾にしてしまい、剣がサリャンの胸を貫いてしまいます。
サリャンはキハの子供が生きていることを最期まで隠し通し、キハの腕の中で死んでいきます。
また、タムドクと同じ日に生まれたために同じ運命を課せられていたタムドクの従兄にあたるホゲもキハをとても慕っていました。
キハは決して孤独ではなかったことがわかりますね。
姉、タムドクを愛した一人の女、子の母として壮絶な人生を歩んだキハ
姉として火天会から妹・スジニを守った子供時代のキハ。
火天会の手先として動く一方で、タムドクを愛した女性のキハ。
大長老が体に乗り移ろうとも愛する我が子を守るため必死で戦った母のキハ。
どの場面のキハを見ても悲しみや苦しみを伴う壮絶な人生でした。
でも決して孤独ではなかったですね。
最期は黒朱雀となってしまったわけですが、タムドクと思いが通じて幸せだったのはないでしょうか。
以上、太王四神記キハの壮絶な運命と戦う姿をお伝えしました。
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