
「明後日」の韓国語は「モレ」ですが、正しいハングルのつづりは次の4つのうちどれでしょう
この問題が分からないなら韓国語の勉強において致命的な間違いを起こしているかもしれません。
韓国語の「てにおは言葉」となる助詞をまとめたページです。
韓国語では単語と単語をつなげる役割をする助詞があります。
文章の意味を形作る大切な言葉です。
このページでしっかり勉強しましょう。
韓国語で「~は」と表現したい場合は는(ヌン)または은(ウン)を使います。
前の名詞が母音で終わる場合(パッチム無し)は는(ヌン)、子音で終わる場合(パッチムあり)は은(ウン)を使います。
前の名詞が母音で終わる | 前の名詞が子音で終わる | |
---|---|---|
~は | 는(ヌン) | 은(ウン) |
例文(助詞は赤く表示されています)
例文1では는(ヌン)の前にある名詞、저(チョ)にパッチムがないので는(ヌン)を使います。
読み方はそのまま저는(チョヌン)と読みます。
例文2では고향がパッチムがあるので은(ウン)を付けます。
読み方は고향은(コヒャンウン)となります。
パッチムの後に은(ウン)を付けるのは連音化するためです。
このように連音化します。
는(ヌン)を付けるか은(ウン)を付けるかを忘れた場合は連音化のことを思い出せばわかるでしょう。
韓国語で「~が」と表現したい場合は가(ガ)または이(イ)を使います。
前の名詞が母音で終わる場合(パッチム無し)は가(ガ)、子音で終わる場合(パッチムあり)は이(イ)を使います。
そのまま訳すと間違える熟語もあわせて勉強します。
前の名詞が母音で終わる | 前の名詞が子音で終わる | |
---|---|---|
~が | 가(ガ) | 이(イ) |
例文(助詞は赤く表示されています)
名詞が母音で終わる場合はそのまま가(ガ)と読めばいいですが、子音で終わって이(イ)を付ける場合はパッチムとの連音化に注意してください。
上の例文では호텔(ホテル)+이(イ)→호텔이(ホテリ)と発音します。
가(ガ)/이(イ)の例外として「~になる」という表現をする場合は~가/이 되다の熟語を活用して使います。
そのまま直訳して「~がなる」と訳さないように注意しましょう。
例文(助詞は赤く表示されています)
韓国語で「~に」と表現したい場合は에(エ)を使います。
パッチムのあり・無しにかかわらず同じなので覚えやすいと思います。
連音化に注意しましょう。
例文(助詞は赤く表示されています)
前の名詞がパッチムあり・無しであっても에(エ)を付けますが、連音化には注意しましょう。
韓国語で「~も」と表現したい場合は도(ト)を使います。
パッチム無し・ありにかかわらず同じ形ですが、前の名詞のパッチムによっては発音規則により「ド」と発音する場合と「ト」と発音する場合があります。
パッチムがㅂ・ㅈ・ㄷ・ㄱ・ㅅの場合は濃音化の発音規則により、「ト」と発音します。
例文(助詞は赤く表示されています)
一番目の例文は맥주にパッチムがなく、発音規則もないので「ド」と発音しています。
二番目の例文は우체국がパッチムのㄱで終わっているので濃音化の発音規則が働き、「ト」と発音しています。
発音に注意しましょう。
韓国語で「~を」と表現したい場合は를(ルル)または을(ウル)を使います。
前の名詞が母音で終わる場合(パッチム無し)は를(ルル)、子音で終わる場合(パッチムあり)は을(ウル)を使います。
例外的な訳し方をする場合と自己紹介に使える熟語もあわせて勉強します。
前の名詞が母音で終わる | 前の名詞が子音で終わる | |
---|---|---|
~が | 를(ルル) | 을(ウル) |
例文(助詞は赤く表示されています)
名詞のパッチムとの連音化に注意しましょう。
いくつかの動詞につける場合は例外として를(ルル)または을(ウル)をつけて「~に」と訳します。
使用頻度の高いものは次の2つなので注意しましょう。
例文(助詞は赤く表示されています)
これらの動詞の場合は「に」と訳します。
를(ルル)/을(ウル)のもう一つの例外として「~が好きです」と訳す場合の熟語を紹介します。
를(ルル)/을(ウル)の後ろに좋아합니다.(チョアハムニダ)または좋아해요.(チョアヘヨ)を付けると「~が好きです」という熟語になります。
自己紹介などで使用頻度の高い言葉なのでマスターしましょう。
例文(助詞は赤く表示されています)
この○○를(ルル)/을(ウル) 좋아합니다.(チョアハムニダ)は趣味や好きな食べ物など、自己紹介に使えるので覚えておくと便利です。
韓国語で「~で」と表現したい場合は文脈によって使う言葉が変わります。
主に場所を表す場合と手段や方法を表す場合の2種類に分かれます。
間違いやすい部分なのでしっかり身につけましょう。
場所 | 手段・方法 | |
---|---|---|
~で | 에서 | 로/으로 |
場所を表す「~で」は에서(エソ)を使います。
パッチムのあり・無しにかかわらず同じ形になります。
例文(助詞は赤く表示されています)
一つ目の例文のように名詞がパッチムで終わる場合は連音化に注意しましょう。
さらに에서(エソ)には「~から」という意味もあります。
文脈から判断をしましょう。
手段や方法を表す場合の「~で」では로(ロ)または으로(ウロ)を使います。
この로/으로は母音で終わる場合は로、子音で終わる場合は으로を使いますが、例外としてパッチムがㄹの場合は子音終わりであっても로を使います。
これは他の助詞にはない事なので注意しましょう。
母音で終わる | ㄹパッチムで終わる | ㄹ以外のパッチムで終わる | |
---|---|---|---|
~で | 로 | 로 | 으로 |
例文(助詞は赤く表示されています)
パッチムがある場合に으로を使うのは連音化するためです。
また、ㄹパッチムで終わる場合は例外になります。
注意しましょう。
この로/으로は「~で」の他に「~へ」のように訳す言葉としても使われます。
よく使われる文章として「이쪽으로 오세요.(イッチョグロオセヨ)」があります。
これは「こちらへ来てください。」という意味で、お店などでよく聞くフレーズです。
韓国語で「~と」と表現したい場合は하고(ハゴ)または와(ワ)/과(クヮ)を使います。
これの違いは하고(ハゴ)は話し言葉で使われます。
パッチム有り無しいずれも하고(ハゴ)です。
와(ワ)/과(クヮ)は書き言葉で使われるもので母音で終わる名詞には와(ワ)を付け、子音で終わる名詞には과(クヮ)を付けます。
母音で終わる | 子音で終わる | |
---|---|---|
~と(話、書き両方) | 와(ワ) | 과(クヮ) |
~と(話し言葉) | 하고(ハゴ) | 하고(ハゴ) |
例文(助詞は赤く表示されています)
他の助詞では連音化のためにパッチムありの場合に母音発音の助詞がついていましたが、この와(ワ)/과(クヮ)の場合はパッチムありの場合に과(クヮ)がつくので連音化ではなく、有声音化や濃音化の発音規則になります。
韓国語で「~の」と表現したい場合は의を使います。
パッチムのあり・無しにかかわらず同じ文字を使いますが、表記では의でも発音は에(エ)と発音します。
表記の의は本来は「ウィ」と発音しますが、助詞の「~の」として使う場合は「エ」と発音します。
例文(助詞は赤く表示されています)
韓国語では位置に関係する言葉(앞「アプ」(前)、옆「ヨプ」(横)、など)の前には의を付けずに直接位置を示す言葉が付くので注意しましょう。
例・학교 앞(ハッキョアペ)直訳すると「学校前」となるがこれを「学校の前」と訳す。
このような場合は日本語のように의を入れないように注意しましょう。