このページでは韓国ドラマ「トンイ」に出てくる剣契(コムゲ)について、どんな組織だったのか?
トンイの父や兄が主要メンバーだったのは史実だったのかについて考察します。
トンイの序盤部分の重要シーンを理解できます。
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剣契(コムゲ)は実在した組織
トンイの父が首長を務める剣契(コムゲ)は実在していました。
「契」とは朝鮮社会独特の集団を表す言葉で、同じ目的を持つ人々が集まり共に利益を得るため活動していました。
ドラマ内では現在で言うところの秘密結社のような描かれ方をしていますが、存在自体は公認されたものでした。
なので秘密結社というよりは、現代で言うところの会社やNPO法人に近いものだったと解釈できます。
もちろん当時はこういった概念は存在しなかったのでしょうけど。
朝鮮王朝時代後期には社会の各階層や分野で様々な「〇〇契」が作られ、人々の心の拠り所のような存在になっていました。
そうした中で剣契も誕生。
「剣」の文字がつくことでもわかるように武装した集団でした。
ドラマに描かれるように不平等社会に立ち向かった民衆の集団という「世直し集団」みたいな感じだったんですね。
剣契の首長がトンイの父だったことはフィクション
剣契の存在自体は事実ですが、首長がトンイの父だったことはフィクションです。
トンイは賤民の出身なので側室に選ばれる以前の記録はほとんど残っておらず、両親に関しても名前くらいしか分かっていないんですよね。
と、言うわけで「父が剣契の首長だった」はフィクション、兄も剣契の幹部、チョンス兄さんも剣契だったというのもフィクションなんです。
このあたりの話は関連記事のトンイは実在の人物。モデルはスクピンチェシの記事でも解説しているのでこちらもどうぞ。
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