ドラマ奇皇后の登場人物であるタファン。
大人気キャラとなったタファンですが、実在の人物をモデルにした登場人物でした。
今回はタファンの人物像について迫っていきたいと思います。
タファンの人物像
タファンは明帝の長男として生を授かります。
権臣の勢力拡大の中で皇位を弟に奪われ、高麗へ島流しにされてしまいます。
不可解な死を遂げた父のように自分もいつ殺されるかわからないと察したタファンは、自ら間抜けなふりをして過ごしていました。
高麗へ島流しとなった後はスンニャンという女性がタファンを終始監視をしています。
元で最も権力を持つヨンチョルは、タファンを殺そうと刺客を送り込みますが、スンニャンの防衛によりタファンを死守します。
次第に二人は心を通わせていくのでした。
後に、スンニャンの助けもあり皇帝の威容を取り戻しましたが、タファンを抑圧しようとする権臣たちと対峙することとなります。
タファンのモデルとなった実在した人物はトゴン・テムル
ドラマでの登場人物タファンですがモデルとなった人物がいます。
それは元の15代皇帝トゴン・テムルという人物です。
妃には奇皇后がいます。
いわゆる中国大陸の覇者・大元帝国としては最後の皇帝となりました。
史実のトゴン・テムルと奇皇后のタファンはかなり違う部分がたくさんあります。
歴史上のトゴン・テムルについて紹介します。
1328年、父コシラが即位すると皇太子には伯父のトク・テムルが選ばれました。
コシラの死後トク・テムルが即位して文宗となりました。
先代皇帝の息子だったトゴン・テムルは最初に高麗の大青島へ次に広西の静江府に流されました。
トゴン・テムルの母はマイライディという名で、チンギス・カン王家姻族ではないためモンゴル皇族からすると母の出自がよくなかったため後を継げなかったようです。
1332年トク・テムルが死去。
皇后ブダシリの遺言によりトゴン・テムルの弟が皇帝になりましたが、およそ二か月で死去してしまいました。
ブダシリはトク・テムルの嫁にあたります。
その後ブダシリの命令でトゴン・テムルが呼び戻されました。
ところが自らの権力が脅かされると考えたエル・テムルが反対し、都に戻ったトゴン・テムルは半年間即位できませんでした。
1333年にエル・テムルの死去後、トゴン・テムルはようやく即位することができました。
こうして第15代カアン(皇帝)となります。
ちなみに、後に明によって与えられた諡(おくりな)によると恵宗になっています。
即位後のトゴン・テムルは朝廷内の権力争いに積極的にかかわっていきました。
皇帝の座を狙う重臣たちと対立を深めるトゴン・テムルはその内乱を止めることができず、国力は衰退の一歩をたどりました。
1368年に明を建国した朱元璋により、元の都を落とされたトゴン・テムルは都を捨て上都に逃げました。
これにより事実上大元帝国は滅びたことになります。
タファンの俳優はチ・チャンウク
ドラマ奇皇后のタファン役は韓国の俳優チ・チャンウクという方です。
チ・チャンウク
生年月日 | 1987年7月5日 |
血液型 | AB型 |
身長 | 180cm |
学歴 | 檀国大学校演劇映画科 |
特技 | 歌、柔道、水泳 |
代表作
2008年 | 僕は君にほれた |
2011年 | ペク・ドンス |
2014年 | ヒーラー |
2020年 | 都会の男女の恋愛法 |
等々、数々のドラマに出演しているチャンウクさんは、映画やミュージカルなどでも活動の幅を広げています。
圧倒的ビジュアルの彼にはまるファンが続出するほどです。
これからも彼の活躍には期待です。
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